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天鏡閣

先日、猪苗代の温泉に行った折「天鏡閣」に立ち寄りました。

明治41年8月、有栖川宮威仁(ありすがわのみやたけひと)親王殿下の別邸として猪苗代湖畔に建てられ
その後高松宮家で
昭和54年2月に重要文化財に指定されました。

一部3階建てのルネサンス様式を巧みに取り入れた和洋折衷の建築様式で
猪苗代湖を望む丘に建てられています。
展示されていた竣工当初の写真では芝生の丘に瀟洒な白い洋館として写ってしましたが
現在は樹木の生育も進み3階の展望室から僅かに湖面が見える程度です。



室内の丁度品も当時のままの物が設らわれています。






当時の蛇口は鶴首が非常に短く、現在のように吐水口の直下で手を洗うのではなく
いったんボウルに貯めてから洗っていた事が分かります。
水、湯ともに別々の栓ですから、現在のように混合して湯温調節ができないため
ボウルに貯めたのでしょう。

窓のクレセントも彫刻が施されオシャレです。



驚いたのが、国指定重要文化財の建物でありながら
“貸し出し”利用が可能とのことです。
もちろんこの建物の魅力を引き出してくれる企画であると
管理者が事前に認めたものに限られますが
展覧会、作品等の展示、コンサート、発表会等、 各種教室、講座等と
意外とハードルは低そうです。

この日の来館者は私だけで、静かに拝観できましたが
ただ単に“展示物”として見せる建物ではなく、
建物として使う、という考えに共感を覚えました。

この冬場の時期は庭園の雪景色に映える天鏡閣を楽しめる絶好の機会です。
が・・・私からのアドバイスです。
館内は暖房が無いので「寒い!」です。暖かくしてお出かけください。(松崎)

最後にこの家の主、有栖川宮威仁親王殿下の御肖像画です。
男前で優しそう・・・・・

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